週イチ日記

2009.01.19

無題

 寒い日が続き、いよいよ冬本番らしくなってきました。
 「冬だから温泉に行こう!」と思い立って、先週の連休を利用して温泉に出掛けました。
 行き先は名前の響きだけで決めた「湯布院」。九州は暖かいだろうとの予想に反して、大分空港に降り立つとなんと雪。レンタカーを借りたのですが高速道路は通行止めで、一般道でも山間部はチェーン規制。癒しを求めて行ったはずが緊張感たっぷりのドライブとなってしまいました。
 何とか無事にホテルに到着しましたが、スタッフによると大分県でも湯布院エリアは氷点下になることもしばしばで、年に数回は数十センチの積雪があるとのこと。完全にリサーチ不足でした。
 でも、一旦ホテルに着いてしまえば、そんな緊張感など嘘のようにゆったりした時間が流れ、料理もとてもおいしく、何といっても小雪が舞う露天風呂、まさにこの世の天国。ここまで来てきてよかったと心から思いました。
 そんな満足感に浸りながらの帰り道、また恐る恐る車を走らせていると看板に「別府」の文字を見つけました。せっかく近くまで来たのだから寄ってみることにしました。
 別府市内に入るとあちこちに「ようこそ『地獄』へ。」と書かれた看板がありました。
 さっきまで僕が天国だと思っていた温泉。その噴出口のことをこの辺りでは「地獄」と呼んでいるそうです。
 そのネーミングの面白さに惹かれ「地獄めぐり」をしていくことになりました。付近にある8つの地獄をすべて見てまわりました。青、白、赤、泥など様々な泉質の熱湯が大量に噴出し、轟々と地鳴りがし、近づくとほんとに地獄のようで恐怖さえ感じました。
 前日の温泉はのんびりとした天国のようなイメージ。一方、目の前の地獄は文字通り地獄のイメージ。同じものでも目線や捉え方を変えることでまったく正反対に見えてしまうことに驚き、観光地なのに「地獄」などとマイナスな響きの名前を付けたことにも感銘を受けながら帰路につきました。
 毎日目の前を当たり前のように過ぎていく様々な出来事も少し見方を変えたり、思い切って逆から見ることで新たな発見があるのかもしれません。そして何事も事前の調査や準備も大切です。癒されただけでなくまた何かヒントをもらったような気がします

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