週イチ日記
2009.06.08
無題
6月6日ウズベキスタン代表を1-0で破り、日本代表は遂に2010年ワールドカップ本大会出場を決めました!日本代表は前半早々に先制ゴールを決めたものの、その後はなかなか得点が入らず、ゲーム終盤は逆に攻め込まれる苦しい状況が続いていました。後半終了間際には、アクシデントとしか言いようのない長谷部選手の一発退場。その直後に放たれたバーをかすめるウズベキスタンのミドルシュート。ロスタイム5分間の攻防の終わりを告げるホイッスルに、思わずほっとため息をつきました。
僕はビール片手に寝転びながらテレビ観戦していたのですが、ふと気になったのが、時折画面に映る日本人サポーターの多さでした。試合はウズベキスタンで行われたにもかかわらず(しかも予選)、千名近くのサポーターが現地入りしていたようです。もちろんヨーロッパ在住の方も多数おられたのでしょうが、150名ほどは0泊3日(!)の強行ツアーに参加しての観戦だったそうです。その中には数ヶ月前に職を失った方もおられたようですが、日本代表を応援することでパワーがもらえるんだ、とコメントされていました。なかなかそこまで出来る人は少ないと思いますが、「パワーがもらえる」という感覚はとても共感できました。アウェー戦という厳しい環境の中でも、W杯絶対出場というコンセンサスのもと、チーム全員の力で勝利する。今回の試合は、この不況を何とか脱しようとする日本経済の縮図であり、そして同時に良き兆候でもあるような気がしました。まあちょっとおおげさですけど……ただ、僕も頑張らねばと胸が熱くなったのは、ビールのせいだけではないと思うのです。
試合後のインタビューで岡田監督は、W杯出場を「チャレンジ」ととらえ、そして「わくわくしている」と話していました。W杯で1勝することがどれだけ困難なことかを知り尽くした監督が「わくわく」と言ったのは、きっとやるべきことを全部やってきたんだという自信の表れだと思いました。困難とはチャレンジであり楽しむべきことだ、僕はそんなメッセージを受け取った気がしました。
日本代表、頑張ってほしいです。