週イチ日記
2009.07.13
ゴミ出し
梅雨らしい日々はほんの一時期だった印象の中、そろそろ梅雨明けした地方も出始め、もうすぐカラッとした暑さが始まろうとしています。夏だからなのか、同じ朝早い時間の電車でも、冬よりたくさんの人が乗っています。ならサマータイムもいいんじゃないかと。一生のうち一度は経験してみたいと思っています。
そんな夏が近づくにつれ、私の住む町の自治会で毎年議題にあがる問題がありました。ごみの問題です。正確にいうと、生ごみに群がる野良猫の問題です。私の班にはせいぜいごみネットがあるぐらいで、最近でこそよくある立派なゴミステーションなどありません。しかしながら週2回ある生ごみの日の前日夜から出して良いことになっていました。そこに野良猫が群がります。当たり前のことです。自治会の話し合いで出る提案といえば、①ごみネットを強化する②ネットがめくられないように重石を置く③ごみ収集場所を変える…などなど。朝の収集時間に合わせて出せばいいものの、楽に慣れてしまった頭にはそんな発想すらありません。また、そんなこと皆がそろって出来るわけがないという空気もありました。ところが、私の住む班の新しい班長が断行しました。「ごみは朝7:00から7:20の間に出してください」との回覧が回ってきました。楽に慣れきっていた私は、その回覧を見た瞬間はやはり少し戸惑いました。しかし今や、結果はといえば大成功です。ごみネット(結構高いらしいです)すら不要になりました。皆が皆、決まった時間にごみを出すようになり、ご近所と顔を合わせて会話する機会も増えました。一石二鳥の英断でした。
迷ったときは正面突破です。いつもそう心に決めているにもかかわらず、その時の私はといえば、いまある前提をゼロにして考えることすら出来ませんでした。恥ずかしいかぎりです。そして今回の件で個人的に何よりうれしかったのは、ご近所皆誰一人として決まりを守らない人がいないことです。私の班は、いろんな年齢層の方がいますが、まだまだ捨てたもんじゃありません。