週イチ日記

2009.11.30

無題

 自宅の中でどこが自慢か?と聞かれたら、迷わず和室と答えます。我が家には4.5畳の和室があるのですが、和室のインテリア選びには時間を費やしてきました。若草色の琉球畳を9枚敷き、黒色の円形のちゃぶ台を中心に据え、黒とベージュの座布団を配置。壁際には黒色の仕掛け棚を置き、棚の上にはグレイッシュなピンク色と黒色の花瓶を乗せています。その棚の後ろ壁には花瓶と同じグレイッシュなピンク色の布製の掛け軸を掛け、照明は電球色。なかなかスタイリッシュな空間に仕上がっています。
 黒色の円形のちゃぶ台は、コタツの機能も備えているのですが、私のコタツに対するイメージは所帯染みた空間を作り出す代表選手です。我が家の和室が所帯染みた空間になり下がってしまうのが嫌で、これまでコタツ機能を使ったことはなく、またコタツ布団すら購入しておりませんでした。
 しかしながら、年齢を重ねるにつれ冬の寒さが堪えるようになり、ついに先日コタツ布団を購入しました。購入に際し色々調べたのですが、最近のコタツ布団は私の想像以上にデザインも機能も優れています。紫地に黒色とグレイッシュな水色の松柄の入った円形の布団を購入しました。デザインはもちろん気に入っているのですが、驚くほど軽いです。コタツに入って寝転がった感じは最高でした。いつか嫁が外泊したとき、黒とベージュの座布団を枕にしてコタツで寝て朝を迎えてやろうと、心に誓いました。

2009.11.23

無題

 岐阜県から関西に移住して早いもので13年が経ちました。当初は同じ日本なのにこんなに勝手が違うのかと戸惑ったものですが、今ではたまに岐阜県を訪れると却って違和感を感じるのだから不思議といえば不思議なものです。普段は準関西人と自認している僕ですが、それでも時折自分が純関西人ではないことを思い出して、ふと異邦人気分に浸ることがあります。それは関西弁という言葉の問題でした。
 岐阜県南部に住んでいた当時の僕は、岐阜弁(というものがある)より、かなり名古屋弁に近い言語を話していたのですが、関西に越してきた当初は積極的に関西弁を体得しようと努力したものです。関西弁に不自由すると友達ができないらしいという噂があったので必死でした。関西出身の従姉妹にレクチャーしてもらったり、関西弁についての本を読んだりと、結構いぢらしかったように思います。そして数年が経ち、一通り関西弁をマスターしたぜ!と思っていた頃です。関西生まれの関西育ちの友人(泉佐野市)が言いました。「前から思っててんけどな。おまえ、なんかなまってんねんな~」と。青天の霹靂です。「今までの努力は一体なんだったのか」という悲しい気持ちと「関西弁自体がそもそもなまっているんですよ!」という憤りで僕は胸が一杯になりました(関西出身の方には、この辺をなかなか分かっていただけなくて困る)。またそれは僕の繊細な言語的アイデンティテーがあっけなく崩壊した瞬間でもありました。
 僕の日本語は迷走しました。口を開く前に一瞬考えてしまうようになり、その結果、ひとつの会話に標準語と岐阜弁と、そして「なまっている」関西弁が混成しだしたのです。例)「そんなこと急に言われたってさ、めっちゃ困るでかんわ~」(そんなことを突然言われても、とても困ります)。
 そんな状態が数年続き、ようやく僕は一つの結論を導き出すに至りました。なまっていたっていいじゃないか、と。結局のところ単なる開き直りだったのかもしれません。しかしそう思えたことで、再び僕は自分を取り戻すことができたのです。
 そういうわけなので、僕の日本語が多少不自然に感じられたとしても、色々あって大変だったみたいだけど頑張ったんだなと思っていただければ幸いです。

2009.11.17

無題

 先日、地元にある近江神宮の流鏑馬を観に行って参りました。流鏑馬とは、疾走する馬上から弓を引いて、的を射るという歴史的な行事です。近江神宮では、毎年文化の日に行われています。
 矢が木製の的に見事命中すると、カーンという音とともに的が真っ二つに割れ、見学者からは歓声が上がります。当日は晴天に恵まれ、存分に楽しむことができました。
 資料によると、流鏑馬の起源は、第29代欽明天皇が、九州・豊前国において、天下泰平と五穀豊穣を祈願されたのがそのはじまりとされています。
 最近になってようやく、歴史にも興味が持てるようになってきました。自分の祖先はどのような生活を送っていたのだろうかと思いを馳せることも、楽しいことだなと感じた一日でした。

2009.11.16

無題

 かなり久しぶりにスターバックスに行きました。
 最近ではいろんな場所で見かけるようになりました。皆さんはよく利用されますか?
 あれは僕がまだ大学生のころ。就職の面接のため夜行バスに乗って渋谷に行ったときでした。まだ空も薄暗い早朝に到着したものの面接は昼からで、どうやって時間をつぶそうか、やっぱりケチらずに新幹線で来ればよかったなどと少し後悔しながら歩いているとそんな時間でも開いている1件のカフェを見つけました。さすがは眠らない街、東京なんて思いながら恐る恐る入って見たものの、まずシステムが分からない。そしてメニューを見てもどんな飲み物やらさっぱり分からない。さらにサイズはショート、トール、グランデ。結局レジのお兄さんに「ホットコーヒーの1番小さいやつをブラックで」と注文し、苦笑いのお兄さんからようやくコーヒーをゲットしました。 
 これだから東京は嫌いだ気を取り直して、まずは長旅後の一服とポケットからタバコを出そうとした瞬間、申し訳なさそうに「全席禁煙なんです」とお兄さん。それがスターバックスとの初めての出会いでした。
 その後、関西にも続々と出店され、待ち合わせで何度か利用しましたが、僕は自分で注文することもなく苦手意識を抱いたまま、結局いままで避けるように過ごしていました。
 ところが先日、何気なく立ち寄った本屋でスターバックスに関する書籍を何冊か見かけ、どういうわけかそのうちの一冊をなんとなく購入してしまい、読んでみたところ、日本に既存のスタンドコーヒーショップとは一線を画した独特のスタイルやこだわりが多くのファンを魅了し、いまではグッズなども販売されていてファッションや文化にさえなりつつあることを知り、いまさらながらスターバックスがとても気になってしまったのです。で、今回ついに思い切って一人で行ってみたわけです。
 僕は甘い飲み物が苦手なのですが、今回も渡されたメニューを熟読したもののどれが甘いか苦いかはよくわかりませんでした。どんな飲み物が出てくるかはこの時点ではギャンブルでしたが、思いきって「コーヒージェリーフラペチーノのトール」とオーダー。「ジェリー」の部分にかなり抵抗がありましたが、無事に通じたようです。程なくして手渡されたそれは見た目ほどは甘くなくてとてもおいしかったです。店内の雰囲気も緊張した僕を癒すのには十分なほど落ち着いていてオシャレな感じでした。なるほど人気の理由も分かります。僕のスターバックス再デビューはまずまず成功しました。
 スターバックスでは、多彩なオーダーが可能なようで、エスプレッソショット、各種シロップ、ホイップクリームの追加の他、低脂肪・無脂肪ミルクへの変更、温度調整、量の調整ができるようです。 
 最終的な目標はいつかこれらを自由自在に調合した自分だけのマイメニューをそのときの気分によってスマートにオーダーすることです。
 コーヒーショップがファッション化する傾向にある昨今、かなり遅くなりましたが、流行に乗っかって見ようと思います。

 皆さんもお気に入りのマイメニューをつくってみてはいかがでしょう。

2009.11.10

無題

 最近、急に寒くなってきましたね。体調の管理は大丈夫でしょうか? 僕は、暑いのと寒いのとでは、比較的寒い方が得意なのですが、この時期は、ついつい薄着をしていまい、毎年、風邪をひきそうになります。この時期は、着る物を選ぶのが難しいですよね。コートを着るには、少し早いような気がして、一方、カーディガンだけだと寒い気がします。考えてみれば、この時期の服選びで今までしっくりきたことがないような気がします。今年も残念ながら、成功する気がしません。これについては、また来年に持ち越しになりそうです。
 さて、もうすっかり秋も終盤にさしかかり、そろそろ紅葉の季節ですよね。みなさんは、もうどこかに紅葉を見に行かれたでしょうか? 僕は、今のところはまだですが、近々京都にでも紅葉を見に行きたいなと思っています。赤・黄・オレンジなど色とりどりの葉は、とても幻想的で、素敵な気分にしてくれますよね。紅葉している葉を見ると、癒されるのはなぜなのでしょうか?
 今週から気温がぐっと下がり一気に寒くなりますが、それに伴い、紅葉もぐっと深まりますね。真赤に染まった葉を楽しみにして、今週も仕事を頑張ります。

2009.11.09

無題

 困りました。コラムにできるようなネタを思いつきません。仕方がないので、昨日たまには娘をどこかに連れて行ってやれと嫁に言われて娘と二人で動物園に行ってきたので、今日はこの話を気の向くままにさせていただこうかと思います。
 日曜日の12時ごろ、まずはママチャリの後ろに5歳の娘を乗せて出発。嫁は家に残って溜まった家事を片づけるそう。本当は昼寝でもするんじゃないだろうか。
 駅から地下鉄で3、40分。揺られながら娘がおとなしく電車に乗れていることに成長をしみじみ感じる。
 動物園前駅に到着。動物園入口へ向かう途中、フェスティバルゲート跡地を通過。昔あれだけ話題になっていたのに今は廃墟。このあたりの雰囲気では子供には近くに動物園なんて楽しいものがあるなど想像できないだろうと思う。
 動物園に入り大道芸を見ながらコンビニで仕入れた昼食を摂る。昼食後まずは爬虫類館。ワニ、ゾウガメ、ニシキヘビ、トカゲと見ていく。あるトカゲの餌は昆虫らしく、トカゲと一緒に数十匹のコオロギが入れられていた。トカゲはじっとしてほとんど動かないので、逆にコオロギに目が行く。娘もコオロギばかり見ている。「かわいい」そうだ。ゴキブリみたいで気持ち悪い。展示方法に難あり。
 フラミンゴ発見。色が鮮やかで綺麗なので持ってきたスケッチブックと色鉛筆で娘に絵を描かそうと思ったが、人が多いのであきらめ、次の動物を探す。
 サバンナエリアでキリンを発見。サバンナっぽい見せ方がなかなかよろしい。キリンを描いた。まだら模様の宇宙人ができた。娘に絵ごころはないらしい。
 その後サバンナエリアでライオン、ハイエナなどを見て回ったけれども、気になったのはあちこちに映画「沈まぬ太陽」のポスターが貼ってあること。とんだサバンナだ。映画は面白そうなので是非見たい。でも動物園のあちこちにベタベタ貼らないで。
 鶴ばかりいるところで「アネハヅル」を発見。そんな建築士いたな。あの辺の事件のおかげで建築確認申請がおりるのに時間がかかるようになって景気にも影響が・・・・まぁせっかくの動物園だしその話はやめておこう。
 最後はオオカミ。娘はオオカミが一番好きだそうだ。童話ではオオカミはたいてい悪者として描かれているから、5歳くらいの子供はオオカミが嫌いな子が多いと勝手に想像するが、うちの子はちょい悪が好きなのか?将来が心配だ。
 そうしているうちに日も暮れてきたので帰路へ。少しばかり疲れた。お、気づけばこんなに書いてしまっている。うむダラダラ書くのもいいかもしれない(読む方はたまらないでしょうが)
 それではまた次回。(今度はちゃんと書きます)

2009.11.03

無題

 この3連休とくに予定も無かったのですが、ずっと家に居るのももったいないので、雑誌で見つけ、以前からずっと行きたいと思っていた手織り体験に行こうかという話になりました。
 その雑誌には「全く初めての人でも2時間もあれば、マフラーの1本くらいは簡単に織り上げることができます。」と書いてありました。それなら僕にもできそうというわけで大阪は和泉市にある「さをりの森」というところに出かけました。
 いざ教室に入ってみるとそこには「鶴の恩返し」に出てきそうな数台の機械とたくさんの糸。そもそも「さをり」とは何かというと案内には次のようにありました。『好きに織る、アート感覚の自由な手織り です』。少し場違いだったかななんて考えていると、先生らしき人が声をかけてくれました。促されるまま機械に座り、一通り機械の使い方を教わるとすぐに「じゃあ後は思う通りにやってください。あまり考えてはいけません」とだけ告げ、先生はどこかに行ってしまいました。いくらなんでも自由すぎるとかなり不安に思いながらも慎重に糸を選び少しずつ織り始めました。
 しばらくして様子を見に来た先生曰く、アートである以上、「織る」 事に関しては、見本もなければ、間違いや決まりごとも一切ありません。一度織り始めたら何をしてもいいとのこと。ただ一つだけ注意点があって「測ったかのように均一に色を変えいくのはダメです。」って言われました。「自由ではないの?」と思ったのですがそれは「さをり」の趣旨からしてダメなようです。でも、ふと気がつくとだいたい同じような幅になってるんですよ。普段から大量生産の商品に慣れすぎた僕は無意識に、均一で均質のものをよしとする価値観 に縛られているのでしょう。
 確かによくよく考えてみると、手織りは人間の手でやるから「手織り」 なのです。機械が織るようなきっちりしたものを織る必要はありません。機械のマネはしない(できない)。敢えて機械で出来ないようなものを織るのです。
 でも、こう見えて実は案外几帳面な僕にはそもそも技術的なことよりそういう発想に慣れるのが難しいんです。わざと糸を少なめに調整してみたり、太めの糸で沢山編んでみたりと。
 約3時間の葛藤と試行錯誤の末、なんとかマフラーが完成しました。
 完成度は?ですが世界に一枚しかないわけですから、それが嬉しいです。満足度は100点。なにより今まで持っていた常識や、こうあるべき、といった固定的な概念から解放され、全く自由に自分の好きなように考えたり、行動するというのが新鮮で、そういう意味でもこの手織りは最高に面白い!費用も格安でちょっとはまりそうです。
 皆さんも手織りを通して今までの常識から解放され、自分自身と向き合い、自己表現するのはいかがでしょうか。かなりおすすめです。

2009.11.02

バランス

 朝晩寒くなったとはいえ、まだ震えるような寒さはおとずれていません。ましてや日中はといえば、仕事で足早に移動した時など、やや汗ばむぐらいの陽気の日もあります。スーツは、まだ夏用を着ています。もう11月だと言うのに、この様子ではまだまだ秋が続くのかもしれません。
 今年の秋にも個人的にはいろいろなことを経験しました。先日は、生け花の展覧会に行ってきました。きっかけは息子です。私の妻は息子に、ちょっとした生け花を習わせています。ひょっとして将来は、あの有名な男性華道家みたいになるのか。それはさておき、自宅のすぐ近所で、子供対象に教えてくれるところがあります。息子も生け花とは解らずに、楽しいから行っているようです。私は、その「お花の先生」の展覧会に家族と行ってきた訳です。
 会場内は結構な人出でした。生け花の数も相当なものでした。そういう方面には縁遠い私ですから、訳も分からず、ひとまず見始めました。しかし、素人ながら何かしら感じるものはありました。ものすごく豪華な作品もあれば、こじんまりとした作品もあります。その中でも美しいと感じるものには、ある共通点がありました。一言でいえばバランスでしょう。形のバランスだけではありません。主張する花と主張しない花、主張する色と主張しない色。個人的には、紫式部とかいう草花らしきものを使った作品に惹かれました。自ら、生け花を始めることはないとは思いますが、華道ともなればきっと奥深いのだろうと感じました。
 極端なものは目を引きますが、美しいとはあまり感じません。スポーツでも、美しいスイングからはいい結果が出る確率が高いでしょう。その奥にバランスがあるかどうかが表に現れているのだと思います。日々の生活を美しく送り、美しく生きたい、それが私の究極の目標です。

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