週イチ日記
2010.05.03
無題
別に悩むほどのことではないけれど、毎回なんとなく逡巡してしまう行為というものがあります。例えば、新幹線のリクライニングシートを倒す瞬間もそのひとつだと思います。一応、後部座席の方に一言声を掛けるようにしているのですが、万が一断られたらどうしようとか、こんなに倒したら厚かましいのではないかとか考え出して、毎度若干のストレスを感じている森川です。
そもそも、なぜあんなに背もたれの角度が急なのでしょうか。85度くらいはあるんじゃないかと思います。大多数の方が座席に着くや否や、背もたれを約25度から30度倒すにも関わらず、降車時のマナーとして初期位置85度にわざわざ戻しますよね。後部座席の方だって自分のテーブルが急に手前に迫ってきたり、あるいは遥か遠くに離れていったりしてびっくりしませんか?個人的には120度辺りで固定してもらえると余計なことを考えずに済むのですが…そのかわり長時間乗られる方用に、最初から150度くらいまでシートが倒れている状態の「リクライニング優先車両」みたいな車両があってもいいんじゃないかと思います。
先日高校時代の友人の集まりがあり、新大阪から名古屋までのぞみに乗りました。例によって後部座席の方に「すいません、倒しますね」と声を掛けて少し倒したのですが、しばらくしてもう少し倒したくなりました。しかし「すいません、もう少し倒していいですか?」とは言い出せず、一人もじもじしていたら名古屋に着いてしまいました。新大阪→名古屋間は約50分。学生時代、旅費を浮かすために在来線で4時間近くかけて行っていたことがふと思い出されました。その時はリクライニングの心配なんてしなかったよな、などと思いながらシートを85度に戻して降車しました。