週イチ日記

2010.08.30

無題

 うだる様な暑さが続く毎日に冷房なしじゃ生きられない森岡です。
 この歳になってなかなか初物と出会う機会もめっきり減りましたが、この前うちのおかんが「これ夏バテにええで~」っと韓国の薬膳料理「蔘鷄湯」(サムゲタン)を買ってきたのでさっそくいただくことにしました。
 レトルトの袋に入っていたので少し温めたらすぐに食べられるだろうと思い裏の調理法を見てみると、沸騰したお湯で40,50分温めたあと、袋から出して10分程度温めてくださいとの説明に、どんなけ温めさせんねん!ってツッコミを入れた後、これやったらレトルトの意味ないやんと思いながらも鍋にお湯を沸かしコトコトまじめに40分程度温めました。
 熱々に熱せられた袋を開けて別の鍋に移し替えてみると、中から腹にたくさんの具材が詰められた鶏が丸々一匹とともに高麗人参も丸々一本出てきました。
 高麗人参なんか韓国のお土産でお酒に浸かったものくらいしかお目に掛る機会がないので食べても大丈夫?と思ったものの、後で全部喰らい尽くしてやると決意を固めたのはこの時です。
 やっと温め作業が完了し、自分好みにネギを振りかけさっそく鶏の腹を開いてみると、出るわ出るわ腹の中からもち米、松の実、ナツメ、栗、ニンニクがどんどん出てきます。
 腹にこんなに詰められて、ある意味残酷やなあよしこれを平らげることで鶏も安らかに成仏してくれるやろう!と勝手に自分で思い込み、食べ始めました。
食べ始めてみると見た目とは違い、具材に鶏のダシが浸みわたり、薬膳料理というイメージで味にはさほど期待していなかった自分をいい意味で裏切る美味さでした。
 それからも次から次に口に運び入れ、残すは高麗人参。一口食べるとなんか柔らかいごぼうみたいと感じた次の瞬間、なんとも言えない独特の苦みが口の中いっぱいに広がり、急いでお茶で流し込む事態に陥りました。
 なんとか骨以外すべてを食べ尽くし、これで一羽の鶏も天国で楽しく過ごせることでしょうとプラス思考に考えた夏の一日でした。

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