週イチ日記
2010.09.06
無題
女性というものは記念日というのをよく覚えています。プレイボーイを除く世の男性たちの多くは、私も含めてそうだと思いますが、たいして覚えていないと思います。「○年前の今日出会ったで」「今日は初デートの日やで」と嫁に言われても、「そういえばそうやな」と適当に話を合わせるほかありません。このさき年を重ねていくにつれ、初デートの場所すら忘れてしまうのではと思います。
女心のわからないそんな私ですがプロポーズの日だけは覚えています。明日9月7日が嫁にプロポーズした日です。9と7で「苦難の日」と覚えています。
それなりに付き合いをし、OKをもらえるであろうという勝算があるなかでするものだとはいえ、必ずしも快諾してもらえるかどうかはわかりません。なんでしょうか、あのドキドキは。ディナーを食べた後にプロポーズしたのですが、食事は何の味もしませんでしたし、会話もうわの空でした。
そんなドキドキはあの日が最後です。プロポーズは男性にとって恋愛のなかで最大の仕事ですが、残念ながら最後の仕事のようです。それに比べ女性は初めて出会った日ですら覚えてくれています。そんな情けない私のせめてもの罪滅ぼしとして、毎年9月7日は私のほうから食事に誘うようにしています。ただ、こう年中行事化してしまうと止め時は難しいです。そろそろ止めようと思うのですが、なかなか言い出せません。苦難の日は毎年訪れます。