週イチ日記

2010.12.27

無題

 今年も残すところあとわずかとなりました。
この時期は一年のうちで一番忙しい方も多いのではないでしょうか。
先日、大衆食堂の中でも日本で一番忙しくしていると思われる「ゲコ亭」という堺にある食堂に行ってきました。
  ここは、旨い白ご飯を食べさせてくれることで有名な店で、飯炊きに関して妥協を許さない「飯炊き仙人」と呼ばれている老人がいることでも有名な店です。
 飯炊き仙人は旨い米を炊くことにこだわるあまり、納得いく米を仕入れることができない夏の時期は店が閉まっているそうです。
 こんな話を行く前から聞いていたので期待はどんどん膨らみます。
 店に着くとまだ午前中だというのに店内はほぼ満席状態。店の奥の方には想像通りあの飯炊き仙人がお釜の前でご飯が炊き上がるのを待っているようです。
 まずはおかずごとに一列にずらっと並ぶ中から数品を選んだあと、今まさに焼き上がるだし巻き玉子を店のおばちゃんが皿に移すところを見てしまうと、それも取らずにはいられませんでした。その後本来の目的である白ご飯を茶碗に盛ってもらうとオリジナル定食の完成です。
 席に着き早速白ご飯だけを味わってみると、普段食べているご飯よりもちもちとした食感と噛めば噛むほどご飯の甘みを実感できるほどです。次は、できたてのだし巻き玉子を一度ご飯の上でワンバウンドさせた後口に運び、すかさず白ご飯を口に運んだ瞬間「日本に生まれてよかったなぁ」と思わず口に出してしまいました。
普段はここまでご飯だけを意識して食べることはないので、その意味でも貴重な体験ができた朝でした。

2010.12.20

無題

 12月のよく晴れた休日の朝のことです。僕は洗濯物を干していました。量が多すぎたので、ハンガーが足りるかなと少し不安に思った時です。何か黒っぽい物体が僕の頭上を掠め、一瞬遅れて耳がブブーンという不吉な振動を捉えました。反射的に振り向くと、単2電池サイズの流線型の昆虫が、顔の横でホバリングしていました。ブラック&オレンジの大胆な配色のボーダーがお洒落です。サイバーなサングラスみたいな複眼で、こっちを見ています。どう見てもスズメバチでした。
 こ、怖い
 僕は色んなことを考えました。刺されたら内科でいいのか?とか、顔はやめてとか、何で12月にスズメバチがいるんだよ!とか 僕は、洗い立てのタオルを握りしめながら、ゆっくりと後退りしました。すると、僕が動くのを待っていたかのように、スズメバチはゆっくりと下降して物干し竿の上に着地しました。どうやら危機は脱出できたようですが、スズメバチは一向に動く気配がありません。早く洗濯物を干したいんだけど、と思いながらじっと見ていると、羽根がボロボロで、かなり衰弱しているのが分かりました。脚力がないのか、竿が滑るのか、時折脚を踏み外して、おっとと!みたいな感じになっていました。次第に不憫に思えてきて、ベランダの隅に放置していた細長い段ボールの切れ端を恐る恐る差し出してみました。こっちに乗ったほうがゆっくり休めるだろうと思ったのです。あるいは、びっくりして逃げるかな、と。すると、待ってたぜ!という感じで段ボールによたよたと乗ってきました。僕は、昔飼っていた手乗りインコのことをふと思いだしました。鳥かごを洗っている時に逃げてしまった僕のインコ。大事に世話していたのに、何が不満だったんだろう。少しセンチメンタルな気分で、僕はゆっくりと段ボールとスズメバチをベランダの隅に置いて、残りの洗濯物を干し始めました。

 しばらくして戻ってみると、段ボールの切れ端だけがそのままになっていました。スズメバチは、もうどこかに飛んで行ったようです。
 その数日後、管理組合からお知らせが届きました。それは「最近、スズメバチの目撃報告が相次いでいます。巣の捜索をしました。今のところ発見されていませんが、くれぐれも気をつけて下さい」という趣旨の文章と凶悪そうなスズメバチの顔写真がプリントされたものでした。無実の罪で追われている容疑者みたいで、気の毒に思いました。

2010.12.13

無題

 1年が過ぎるのは早いもので、気がつけば今年も残りあとわずかとなりました。皆様もこの時期、何かとお忙しくお過ごしのことと存じ上げます。風邪などひかぬようお気を付けください。
 先日、うちの小学1年生の娘が迷子になるという事件がありました。そういえば、夏のコラムで娘がプールで迷子になった事件を書きました。今回はそれよりも少し大変なことになりましたが、結果的には無事見つかりました。
 今回の迷子事件を機に、子供用のGPS機能付きの携帯電話を購入しました。親の携帯電話からいつでも子供のいる場所がわかったり、防犯ブザーがついていたり、何かあった際には子供がボタンを押すだけで、登録された先に緊急のメールと地図情報が送信されたりと、さまざまな機能がついています。電話やメールは登録された数か所にしかできないようになっており、携帯電話を持たすことで出る弊害も防げるようになっています。もっと早く持たせていれば今回もそれほど大騒ぎせずに迷子の娘を見つけられたでしょう。日ごろの言い聞かせが大事だとわかってはいますが、近頃は何かと物騒ですから、こういう文明の利器もうまく使っていかないといけないと今回の件で実感しました。
 余談ですが、子供用携帯の説明書を見ていて驚愕の事実に気が付きました。相手の位置を確認する機能はこの子供用携帯だけの機能ではないようです!普通の携帯電話同士でも同時に設定すれば、ものの2、3分で相手の居場所を確認できる設定にできるのです。小さい子供相手には便利なようでも、大人同士では考えようによってはなんとも恐ろしい機能です。特に夫婦間では・・・!!
 まあ私は正直に行動予定を伝えてるので問題ありませんけどね。

2010.12.06

ウルトラマン

 朝晩は本当に寒い日が多くなってきました。夜明けもかなり遅くなってきています。寒いのは嫌いではありませんが、いつまでも若くはありません。年々体調管理には気を遣うようにしています。ただただ日頃の摂生に努めることも大事ですが、人間やはりわくわくすることも大事なのではないかと思います。
 子どもと過ごしていると、わくわくする経験がよみがえることがよくあります。私の息子はウルトラマンのファンです。どれぐらいかというと、大大大ファンです。今現在はテレビシリーズで放映されている新作はないのですが、ケーブルテレビでは毎週旧作が放映されています。古いものだと初代「ウルトラマン」や「ウルトラセブン」、最近のだと「ウルトラマンメビウス」などです。今と昔では映像技術に格段の差があって、見ていてもまさに別次元なのですが、そんなことはお構いなしの様子です。ウルトラシリーズも回を重ねて、今では何十というウルトラ兄弟が存在します。ウルトラの父の子は、実はウルトラマンタロウだけだとか、ウルトラの父の名前は実は「KEN」だったりとか・・・息子は私に何でも教えてくれます。テレビだけでは飽きたらず、円谷ジャングルというウルトラグッズショップにもよく行きます。ウルトラマン握手会やウルトラマンバトルショーを無料で開催してくれています。ウルトラマンを愛する少年家族で、いつも黒山の人だかりです。所詮、怪獣が登場して街を破壊する、ウルトラ警備隊が応戦し、最後にウルトラマンが登場して怪獣をたおす・・・毎回毎回同じことの繰り返しなのですが、息子も私もきっとそれを確認したいのでしょう。
 現実の世の中は複雑です。ウルトラマンみたいに必ずしも勧善懲悪とはいかないのが現実です。でもその強い心をもって世の中の少年達が成長してくれればよいといつも思っています。今、息子はサンタクロースに手紙を書いています。ウルトラマン変身アイテムセットをプレゼントしてもらうのだそうです。

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