週イチ日記

2011.03.21

無題

 この度の東日本大地震により被害を受けられた皆様に心よりお見舞い申し上げるとともに、犠牲になられた方々、そしてご遺族の皆様に深くお悔み申し上げます。
一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
 地震から十日が経ちました。様々な映像や情報を見聞きする度に辛くてとても悲しいです。被災地の状況を想像するだけで居ても経ってもいられなくなりますが、今私に出来ることは、日常生活を冷静に過ごし、物資の無駄使いを極力なくし、出来る限りの義援金を被災地へ送ることと思っています。阪神大震災時、私は在阪電鉄の建設会社で現場監督をしていました。震災後、崩壊していた線路網の全線開通までの数日間を無我夢中で働いていたり、震災から一年が経ち、私が当時担当していたマンション建設地で、震災前にあった建物の倒壊によって亡くなった方々のご遺族が一周忌の花を手向けられている光景を見ながら、家族を亡くした深い悲しみを持ちながらも一生懸命復興しようとする神戸の人達の姿が、今回の大地震で被災された方々と重なり、自分も頑張らなければと思っていた気持ちを思い出しました。地震津波による一次被害から、物資不足等からくる身体的心理的被害による二次被害が連日テレビで流れています。この映像を見て、日本に住む全ての人が何とかしてあげたいと思い、被災地を映す映像に子供やご老人の笑顔があると自分のことのように嬉しさでいっぱいになっていると思います。私は微力で何もしてあげられないかもしれません。自分に出来ることは毎朝の飼い犬の散歩時に近所の氏神さんに被災された方々の苦しみがひとつでも無くなりますように願うことと、義援金を送る続けることだと思っています。台所で食器を洗う妻が振り返り言いました。
「晩ご飯、白ご飯だけの時もあるかもしれんで」
「ほっほんまに・・・?」
 私がそんなに我が家の家計は逼迫しているのかという顔をしていると、妻は私の後ろにあるテレビに目線を移し、
「なあなあ。仁科亜希子って三十八歳で子宮頸ガンになったって知ってる?」
と質問してきたので、
「日本中のひとが知ってると思うよ」と答えると、ふぅ~んとつぶやき、
「なあなあ。ありがとウサギって知ってる?」
と更に話しかけてくるので、
「・・・知らん!」と答え、何度も質問してくる妻に向かって、「暖かい白ご飯があるだけでもましか! なあ!」と返答しました。

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