週イチ日記
2011.04.18
無題
独特のリズムで続く読経の声。3時間にわたる長時間運転による若干の疲れを感じながら、少し前から少しずつ増してきた足のしびれを紛らわすようにその声に集中する。列席者の中に私と同じように足のしびれと闘っている人が今このとき、何人いるのかわからないが、私の祖父の3回忌の法要が厳粛な雰囲気の中続く。
と、そのとき流れるように続いていた読経のリズムが突然止み、予想もしていなかった一言が僧侶の口から発せられた。「あ、間違えた・・・間違えたよね?」予想外のほとんどコントな発言に固まる列席者。室内の雰囲気を全く気にせず僧侶は続ける。「どこまでいってたかな?○○ページのところか・・・じゃ下の段からいきます南無・・・・・・」困惑の表情をあらわにした列席者もあわてて読経を再開する。
最初のリズムを取り戻した読経の中焼香も済み、最後までなんとかたどり着き、僧侶の口から今日のありがたいお言葉を頂戴して、法要は終了した。
今頭の中から離れない疑問。昨日の僧侶の行動は適切だったのだろうか?つまり、間違えずに読経をするということがまず大切なのは言うまでもないが、そこは人のすること。間違えることも無いとは言えない。問題は間違ってしまった時の対応だ。どうだろう?適切だったのか?昨日の今日だからなのかはっきり考えがまとまらない。しばし考えてみようと思う。
ただ一つはっきりしているのは・・・・・・・お経、間違ってなかったんですけど、和尚さん。