週イチ日記
2011.05.16
無題
今日は私の出身地である九州は大分県のお話を少々させて頂きます。
大分県といえば、日本一の湯量を誇る別府があり、その裏には湯布院があります。幼い頃の温泉の思い出といえば、至る所に温泉が湧く大分県では ゛ 家族風呂 ゛ というものがあり、大人56人が優に入る大きな湯船のある個室が私の小学校低学年当時で一時間500円程度で借りられていたことです。
土曜日の夜に父が帰宅すると、今日は家族風呂に行くのかと両親の会話が始まり、「お風呂行くよ」の母の声に私は小躍りしていました。妹は大きな湯船で遊びまわり、家族5人でゆっくり温泉に浸って帰宅します。
帰宅中の車内で温泉でヌルヌルしている自分の肌を触りながら、ゆっくり走る車の窓に映る、街灯の少ない真っ暗な街並みを眺めるのがとても好きでした。
父の機嫌の良いときには帰りしなに、大分県民のソウルフードである ゛ とり天 ゛ を買ってくれ、『8時だョ!全員集合』を見ながらとり天を食べ、笑い疲れてそのまま眠るのが今思えば私の人生の中で一番幸福な時間だったかもしれません。自立してしまうと幸福な時間と困難な時間が入り交じりますので(汗)。
私も今ある私の家族(家族といっても妻と二人だけですが)にもあの頃の私のような幸福な時間を少しでも多く作ってあげたいと常日頃思っています。どうすれば良いのか。単細胞な私には未だうっすらとしか、その取っ掛かりが見えていません。
うっすらと感じている、゛毎朝自力で起きる゛を皮切りに、妻のご機嫌を損なわないよう、工夫していきたいと思います。