週イチ日記
2011.06.27
無題
昨日、今日と梅雨あけを思わせる晴天が続いておりますが、今年もとうとう私の好きな夏がやってきました。今年は電力不足の折節電ということで、クーラーも控えめのところが、多いようです。ただ無理のない節電を心がけないと体調を崩しては元も子もありません。程ほどの節電を心がけたいものです。
さて、私は、仕事から家に帰ると、玄関にカバンを放り投げ、小学生のごとく、我が家の愛犬と散歩に飛び出します。犬も私が帰ってくるなり大騒ぎです。昨日もそんな感じで、夜も遅くから散歩に出掛けました。散歩コースには、山あり、川あり、田んぼありで子一時間出かけるわけですが、この頃は田植えも終わり、ウシガエルがうるさいほど「う~う~」と鳴いています。愛犬はその低い唸り声がとても怖いらしくビビリまくっています。そんな時、私は田んぼに向かって、数十発の石の連射です、これにはウシガエルもさすがに沈黙、そんなこんなで、川の近くに差し掛かった時、小さな緑色の光がフワリ、フワリ、そうです、なんと蛍が居るではないですか、こんなところに蛍がいるなんて信じられませんでした。それから3日連続で蛍を見ております。どうも5,6匹いるようです。
仕事疲れを、ホット癒してくれるものがあります。
犬の散歩を始めて10年近くなりますが、新発見です。ちょっと得した気分になった今日この頃です。
2011.06.20
無題
中学生の頃から付き合いのある友人が、近くアメリカに行くことになりました。既に現地の会社に就職も決まっていて、一度行ったら数十年は戻らないという気合いの入った渡米です。彼は、最近まで岐阜県にある家業の次期社長として奮闘していたのですが、常日頃から衰退著しい業界全体の未来を憂えていました。結局アメリカの同業他社への就職というのが、彼の出した結論でした。
余り多くを語らないのですが、日本での生活や継ぐべきはずの家業を棄てる葛藤を思うと、僕の心も震えました。寂しくはなりますが、盛大に送り出してあげたいところです。そこで、同級生数名で送別会を開催することになりました。幹事は
そういえばH田は、事あるごとに「富士山登ろう、富士山登ろう」とウワ言のように富士山登頂を口にしていました。今まで何となくかわしてきたのですが、ここにきて、ねじ込んでくるとは…。登山道が整備されているとはいえ、日本一高い山です。ついでだからちょっと、みたいな感覚で登れるものなのでしょうか。寝不足や飲みすぎで疲労困憊の30過ぎのオジサン数名が、未明に頭をうな垂れて登頂する姿が思い浮かびます。まるでゾンビの行進みたいです。きっと途中で何名かは本物のゾンビになることでしょう。
送別会の企画はまだ準備段階ですが、旅立つ彼にとって、心温まる思い出になることを切に願います。
2011.06.13
無題
突然ですが、皆さんは子供のころ、永久歯が生える前に必ずグラついて子供心にドキドキ感を与える、あの乳歯をどのように処理しておられましたか?遠い昔のことですが覚えておられますか?
自然に抜けるのを待つ。歯医者で抜いてもらう。あるいはその他の方法。
友人の一人は歯医者でその都度抜いてもらってたそうです。妻ははっきり憶えていなかったものの、歯医者で抜いてもらった記憶がないので自然に抜けるのを待ってた可能性が高いとのことでした。
しかし、他に何人か訊いてみましたがどの答えも良く似たもので、どれもこれも私の子供時代とは異なったものでした。私はグラついた歯に糸を結びつけて親に引っ張って抜いてもらっていました。子供時代、私は皆そうしていると信じて疑わなかったんですが・・・
結び方がまずくてすっぽ抜けたり、抜くときの恐怖に腰が引けてしまってその日は諦めてしまって翌日に持ち越したりとドキドキ感マックスでした。
そんな子供の時分は抜いてもらうばかりだった私ですが、昨日ついに抜く側を経験する機会に恵まれました。7歳の娘の乳歯が1週間ほど前からかなりグラついたので自然に抜けるだろうと思っていたのですが、1週間たっても抜けず、このままでは歯並びに影響がでるのでは?ということでお声がかかったのです。
裁縫箱から糸を取り出し、適度な長さに切り取った後、小さな輪をあらかじめ作り、歯にかぶせます。できるだけ根元にセットされたのを確認してから2重にしっかり結びつけます。後は親子二人で眼を合わせ徐々に高まるドキドキ感に困ったような笑顔を浮かべながら、子供の注意が歯から一瞬逸れたタイミングを見計らって素早く引っ張るだけです。
昨日は1度は失敗しましたが、2回目で見事成功!弧を描き宙を舞う白い物体!!私を訪れる得も言われぬ快感!!!子供もすっきり顔でした。
次からはおそらく度々お呼びがかかるでしょう。次は1回目で成功させることがきっとできるはず。今からかなり楽しみです。それにしても他に同じ様に抜いている家庭はどれくらいあるんでしょうか?
2011.06.06
同じ
衣替えの時期ともなると、蒸し暑い日が増えてきました。今日も暑くなるとの予報です。最近は堂々とノーネクタイでも受け入れられる風潮が出来ている感があり、これからの季節は本当に助かります。
暑さとは全く関係ありませんが、最近始めたことが2つあります。ここ数年、大げさですが年齢を感じることが多くなってきています。いつまでも若くはありません。若干ですが体力が衰えています。筋力も衰えています。このままではいけないと、腹筋・腕立てをしています。少しずつながら、継続することにポイントを置いています。もう一つは、自分でも意外なのですが、小説を読んでいます。家族からも意外だと言われています。いつも持ち歩く仕事の鞄に必ず入っています。これといったきっかけはありません。急に読みたくなったのです。今年の正月、妻の両親の実家へ帰省中、本屋に行きました。結構長い時間いたことも手伝って、いつもなら素通りする小説コーナーの前で立ち止まりました。文学作品と言われている小説がつまった、ある作家の文庫本を手にしました。教科書でも読んだことがあります。でもあまり覚えていません。ぱらぱらめくっていると、文章末尾に、「(大正○○年○月)」と書かれています。すべての小説がそんな具合です。あたりまえのことですが、今から100年近く前に書かれた小説です。そのことに何か感じるものがありました。読んでみようとすぐに思いました。少しの時間でも読み切れるように短編集を買いました。手放しで褒めるわけではありませんが、やはり、古いものには珠玉が詰まっていました。自分を顧みる良い機会になりました。
今と昔では生活様式が全く違います。ことば一つとってみても、昔のものはわからないものが多いです。しかし、人間がその営みの中で考えていたことは、そんなに変わらないのではないかと思いました。同じことを悩み、同じことに喜びを感じていたのでしょう。そんな中に、これからの自分を考えるヒントがあるように思っています。