週イチ日記
2011.09.26
無題
最近ロードバイクに乗った人をよく見かけます。音もなく颯爽と駆け抜けていく自転車を見ていて、高校時代のある夏休みのことを思い出しました。それは、友人と片道150キロくらいのサイクリングに行ったことです。ほとんど整備していない自転車、着替えくらいしか入っていないデイパック、太陽の位置と直感だけで決めた進路。なかなか無謀なツーリングでした(実際に落伍者もでた。今でも少し心が痛い)。かなり過酷な行程だったはずですが、不思議と思い出されるのは、山間から垣間見えた日本海の深い青色とか、長く急な坂道を下るときの風の音とか、疲れた脚を浸した小川の水の冷たさだったりします。そういう感覚って何年も忘れていたような気がします。
なんだか無性に自転車に乗りたくなりました。早速サイクルショップで一台のクロスバイクを購入しました(ロードバイクはちょっと高価だった…)。最近の自転車ブームでご存知の方も多いと思いますが、クロスバイクというのは、マウンテンバイク風のフレームにロードバイク風の細めのタイヤを取り付けたハイブリッドな自転車のことです。軽くて速くて割と手軽に乗れるので、通勤、週末サイクリング、フィットネスに最適な自転車なんだそうです。
初乗りは、そのサイクルショップから自宅まで。25キロ弱の行程です。やはり太陽の位置と直感を頼りに、ひたすらペダルを漕ぐこと1時間半。心地よい疲労を感じながら到着しました。はっきり言って道中に特筆すべきことは何もありません。勇敢な武勇伝もなければ、もちろん美しい女性とのロマンスもありません。ペダルを漕いで前に進むだけなのですが、これがすごく楽しいんですよね。こういうのは、やってみないと分からない。そういうわけで、興味のある方は僕と一緒にどうですか?楽しいんですけど、一人だとちょっと寂しいんですよね…