週イチ日記
2012.03.05
早起きは三文の得 その②
我が家の柴犬あんですが、今年の1月24日に病気で亡くなりました。
昨年末から入退院を繰り返しましたが、最後まで力強く生ききる姿を見せてくれました。最後を看取ることも出来、飼い主として責任を果たしたと自分では思っています。数十年後、あんと天国で再会したとき、「お前! このやろう!!」といきなり噛みつかれないだろうかと若干の心配はありますが。(たまにきつく叱っていましたので)
さて、毎朝6時に起きて、あんと散歩に行く習慣ですが、急に日課を代えるのも違和感があり、今はひとりで歩いています。
自宅の近所に病弱なホームレスのおっちゃん達が大阪市のサポートを受けて病気を完治させ、社会復帰するための寮施設があります。朝散歩をしているとリハビリで歩いている、その寮入居中のおっちゃん達に出会います。
寮は飲酒禁止で、寮の玄関先にはアルコールチェッカーと『アルコール飲酒者は寮に入れません』と書かれた張り紙が掛かっています。が、多数のおっちゃん達が普通に酒の自販機前でたむろっています。その日も、酒の自販機前で見るからに寮入居中のおっちゃん二人組の一方がもう一方に大声で話しかけています。尋常でない表情です。
そのままコースを代えずにおっちゃん達の方へ歩きました。
「おい! おい!」険しい表情のおっちゃんです。酒の自販機はこの時間動いていませんので、きっと素面(しらふ)のはずです。
「何回言ったら分かるんや!!」
「・・・・・・」一方のおっちゃんは黙り込んでいます。
歩き続け、おっちゃん達は5m前方です。険しい表情は続いています。
2m。1m。おっちゃん達の横を通りすぎました。マイナス1m。マイナス2m。
次の瞬間。
「人はぁ、人に怒ったらあかんねんぞぉ!」
辺り一面に怒号が響きました。
゛いやいやめっさ怒ってるやん・・・゛
このようなシュールな光景が私の日常です。
その後も早朝の清々しい朝に、おっちゃんのよく分からないご託宣は続き、斜め前の交番からは、おまわりさんが出てくる気配すらありません。平和な朝です。
日々の生活の中には、様々な正邪曲直に出交しますが、早起きは良いものだと、
12年と6ヶ月の間に確信しました。
早起きは三文の得と言いますが、三文の得どころではない、お金に代えられないものをあんは残してくれました。
コメント
段々と文章が上手くなってきていますね。
文才があるのではないですか?
- やすお
- 2012.04.17 15:46
やすお様。
文才があるのか。自分では分かりませんが
夢や希望を妄想する才能はあるかもしれません(^^)
失礼しました。
お褒め頂きましてありがとうございます。