週イチ日記
2012.04.16
ディベートについて
あまり気乗りしなかったのですが、友人に誘われて、コミュニケーション能力開発セミナーのようなものに参加してきました。その中で、競技ディベートというゲームがあったのですが、とても興味深かったので、ここで紹介したいと思います。
今回は1チーム5名のチーム対抗戦でした。事前にいくつかの主題が公表されます(例えば、ドラえもんは人生を豊かにするのか?みたいな)。そして、その主題について賛成派チームと反対派チームに分かれ、その根拠を主張し合います。反対意見を述べたり、矛盾点を指摘するやり取りを交互に何度か繰り返して、より論理的で説得力のあった方が勝ち、というものです。
このゲームの面白いところは、ディベート開始直前にチームの属性を指定されるところです。つまり、自身の意見がどうあれ、賛成派と反対派の主張を両方準備しておかなければならないということです。それなりに準備していても、予想外の反論や高度すぎる質問を浴びせられて…脂汗が滲みました。さながら言葉の格闘技みたいな感じです。
でも、一番難しかったのは相手チームの反論や質問ではなく、チーム内の意思統一だったなあと思いました。チーム戦なので、誰か一人が発言し続けるわけにはいきません。最低でも3名が交代で発言するのがルールです。ここでチーム内のまとまりが甘いと、先の論者の発言と矛盾することを言ってしまいます。そして最終的には、まるで真っ直ぐに走らない犬ぞりみたいに、支離滅裂な論調になってしまうわけです。 この企画の主旨は、認識の共有がいかに難しいかを実感するというところもあったようなのですが、とても勉強になりました。
セミナー前日、友人に「やっぱ行きたくない」と駄々をこねたことを謝りたい気分です。
ところで、チームの戦績ですが、1勝2敗と微妙な感じでした。ちなみに唯一の白星は、僕が一切発言しなかったゲームでした…