週イチ日記

2012.06.11

節電の夏

 まもなく夏です。昨年に続き、今年の夏も節電の夏になりそうです。自宅においても出来る限り、節電に協力しようと思っています。しかしながら、節電は室温を上げ、おのずと体にまとう衣類の量は減るものです。
今年の節電に向けて、私には打開すべき家庭の問題があります。それは、自宅でのパンツ一丁を認めてもらう事です。姉妹育ちの妻は、男性がパンツ一丁でくつろぐ姿を見ずに育っています。妻の父はいつもきちんとしており、風呂上がりであってもそれは変わりません。就寝着に着替えるまで、襟付きシャツでくつろいでいます。妻からすると、男性のパンツ一丁の姿は、ただ不快なだけのようです。
「何で上半身裸で居るのよ。上に何か着なさい」妻の小言を歯牙にもかけずにいると、なおも何か言いたげな、刺すような視線が続きます。「服を着なさい」語気はどんどん強くなります。
「うっ、うるさいねん。 暑いからいいやんけ」
多少大仰に自分がいかに暑いかを主張したりします。しかし、
「いいから服を着なさい」
「・・・・・・」圧に耐えられなくなる私。
このままパンツ一丁で居れば、私には想像するも恐ろしい、肉体的ダメージしか待っていません。
すごすごと服を着る私。
今年の夏の終わり頃、私はパンツ一丁で居続けられているのでしょうか。
パンツ一丁の先になにがあるのか、私にも皆目見当がつきません。が、ひとつだけ容易に想像できる事があり、それは、妻の気を引くように少し大きめな声で、
「さっ、最近の水道水、うまいな。 なぁ?」
と蛇口に口付けて水をがぶ飲みする、滑稽な私の姿です。
きっと、服は着ています。

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