週イチ日記

2013.02.18

500光年

 2月ともなると、朝晩の冷え込みが深くなってきました。冬らしい気候で歓迎です。この季節ならではの、いろいろな事柄に接することが出来るのも、醍醐味なのではないでしょうか。
 昨年の、息子へのサンタさんのプレゼントは天体望遠鏡でした。ウルトラマンや仮面ライダーと言っていたのが、地図や宇宙に興味が移ってきているようです。そういえば、私も中学生の頃、友人と天体観測をしていました。その頃だったか、もう少し前だったか、ハレー彗星がやってくるというので、世間を賑わせていた頃です。私と兄は、二人で貯めたお年玉で小さな天体望遠鏡を買いました。あの少年の頃を思い出し、子どもに便乗し、サンタさんにお願いすることにしました。名の通った光学機器メーカーの、そこそこの本格的なメカです。子どもが喜ぶ横で、同じかそれ以上に私がニンマリしていました。親子初観測は、もちろん月。そして、年末年始に地球に接近していた木星。一直線に並ぶ木星の衛星も、ばっちり観測できました。私が、天体に興味を持ったのは、そして今も持っているのは、そのスケールの大きさです。オリオン座のベテルギウスは500光年、さそり座のアンタレスも500光年、はくちょう座のデネブは1800光年と言われています。つまり、500年前、1800年前に光った光が今届いているということです。500年前なんて、安土・桃山時代とか、そんな話なのです。ほとんど理解不能です。それほどのスケールを目の前にすると、自分の悩みなんて、どれもこれもちっぽけなものに思えてきます。
 みんな、日々喜び、日々悲しみ、そうやって生きています。喜ぶときは目一杯喜び、悲しむときはとことん悲しめばいいと思います。でも、それが永遠のものであることはありません。楽観せずそして悲観せず、今を精一杯生きたいと思います。

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