週イチ日記
2013.07.29
目下の楽しみ
購読している新聞紙面に、安野光雅画伯の絵と随筆が度々連載されており、今回は「神話の原風景」というシリーズで、日本各地の神話にまつまる土地の風景とその随筆である。
今までには「日本のふるさと奈良」編と「洛中洛外」(京都)編があり、毎回とても興味深く拝見・拝読している。
初めて安野画伯の絵画展を明日香村の万葉文化館で鑑賞した折、「平家物語」のようなとても緻密な絵から、明日香村などの風景をソフトなタッチで描かれたものまで、その多様さに驚いた。ミュージアムショップでは、子供向けの教材のような絵本から、世界各地の「旅の絵本」シリーズ、草花を描いたものなど数多くの本が販売されていて、2冊購入した。
その上、絵と共に深い教養をほのぼのとした感じの文章に凝縮された随筆に、またとても好感がもてる。
いつか機会があれば、画伯の出身地である津和野にある安野光雅美術館に行ってみたいし、本の数も増やしていきたい。
大正15年のお生まれであるが、これからもますますお元気で、新たな作品を楽しみにしたい。