週イチ日記

2014.06.09

阪急宝塚線1000系について

 いわゆる鉄ちゃんというほどではないけれど、電車のことは結構好きだ。
特に毎日の通勤で利用する阪急宝塚線については、並々ならぬ愛着がある。
だから、昨年末に新車両の1000系(二代目)が宝塚線に導入されると聞いた時は、楽しみでしかたなかった。
阪急電鉄のHPで新車両の概要を確認してみると、外装はもちろん阪急マルーンで、内装は木目調化粧板にオリーブ色の座席シートという伝統を踏襲しつつも、高度な静音性と省エネ性を実現した最新機とのこと。
関西圏の他社の新車両が、いわゆる近未来的で金属的なデザインを多く採用する中で、頑ななまでにレトロモダンの方向に舵を取り続ける阪急電鉄の姿勢はもっと評価されていいはずだ、なぜなら伝統にこそ人は安心感を感じるものだし、それこそが日常の足である私鉄沿線に求められるものだからだ、阪急万歳!と胸が熱くなったのを憶えている。
そう思いながら、半年。待てど暮らせど、乗車する車両は5000系か6000系ばかり。小綺麗で幾分エグゼクティブな感じの車体だと思って乗ったら9000系で、がっかりしたことも多々ある。万歳までしたのに(心の中で)、ちょっとひどいんじゃないかと思う。そりゃいろいろ調べて、狙いすまして乗車することも可能だろうけど、それは全然違う。新車両とはいえ、あくまで日常の足なのだから、車両の型番を調べて乗るなんていう非日常なことをしてはいけない。たまたま乗ったら1000系だった、やったー!みたいなささやかな幸運を僕は求めているのだから。このようなニッチな趣向を個人的に「待ち鉄」と呼んでいるのだけれど、共感してくれる人はいるのだろうか?そんなことを考えながら、1000系との邂逅を待ち続ける今日この頃。

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