週イチ日記
2015.03.30
伝える
朝晩の冷え込みは冬を思わせ、そうかと思えば昼の暖かさは春そのものという日が続いています。期末の慌ただしさで、桜のことなど考える心の余裕がない自分を残念に思いつつも、あと二日がんばって、スマホも少し遠ざけて少しだけでも家族の時間をとりたいと思います。
スマホといえば、印象に残ったことが先月ありました。地元の小学校のPTAの研究発表会に参加したときのことです。テーマのことばを正確には覚えてないんですが、「子どもとスマホ」かなにかだったと思います。各校の発表時間は5分。とはいえ、多くの学校の発表は時間オーバー。児童の携帯・スマホに関するアンケート結果を発表したり、意見交換したりと、なかなか興味深く感じました。多くの学校の発表は「携帯やスマホの危険性を認識して使わせる必要がある」「メールやラインのおかげでコミュニケーションが取りやすくなっている」などでした。それ自体はごもっともな意見だとい思います。しかしその中でも、「それを言って欲しかった」と私が膝を打ったコメントが2校からありました。「メールの発達のおかげでコミュニケーションの能力が低下している」そうです。そのとおりだと思います。お互い顔と顔とをつきあわせて、相手の目を見て、相手の表情やしぐさから、相手の心の動きをくみ取り、お互いに自分の気持ちを伝えることこそが本来のコミュニケーションだと思います。そうやって、人と人との関係ができあがっていくものだと思います。
言いにくいことこそ、面と向かって伝えないといけません。言いにくいことこそ、より早く伝えないといけません。子ども同士、親と子ども、仕事においても、言えることだと思います。その勇気こそが、人間関係を支える源だと思います。と、自分に言い聞かせました。