週イチ日記
2016.12.26
サンタがやってくる
この季節には珍しく、雨の降る日が周期的に訪れています。冬の雨は冷たく、心まで凍えそうな気にさせます。今晩も雨予報です。忘年会の後は、早めに帰宅しようと思います。
今年の我が家のクリスマスは、少し特別でした。久しぶりとはいえ息子と公園で遊び、一緒に風呂に入り、晩御飯を食べ、ケーキを食べました。これらは毎年のことです。サンタクロースは、やはり来たのですが、異なったのは、その存在です。そうです。きっと息子はもう気がついています。サンタクロースからのプレゼントは、私たち親が準備をしていることを。でも、気づかない振りをしている気がします。去年と同じく、サンタクロースにプレゼントをお願いする手紙を書き、壁に貼っていました。25日の朝、飛び起きるようにして階段を走り降り、そっとリビングの戸を開けます。プレゼントを見つけ、サンタが来たと喜ぶ息子。でも、きっと気づいているんです。きっと気づいていない振りをしてくれているんです。それが、私達にとっての最高のプレゼントでした。
将来、この日のことは、私たちからも息子からも口を開くことはないと思います。息子が子どもを持つようになったとき、きっと思い出してくれると思います。私も思い出すことでしょう。サンタクロースは、どこかにいることを。
2016.12.19
師走
先週は12月とは思えない暖かな日が続きましたが、今年も残すところあとわずかです。この一年、良いことも悪いこともありましたが、無事に年を越せることは本当にありがたいことです。大勢の方々に支えられてきたことを改めて感謝しながら、新しい年を迎えたいと思います。
来る年の皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
2016.12.12
とらわれず
寒くなる一方の毎日が続いています。庭のアカモチの木の実が、いっそう深みのある赤色になってきています。視覚的に年末を思わせる光景です。
年始を振り返れば、小説を読んでいると書きました。節酒と○ンダーコアは、恥ずかしながら続いていません。しかし、小説を読むことは続いています。時間があるからではなく、むしろ時間が無いとき、集中して少し読む習慣ができました。著者は変わらずで、12編ぐらい読みました。文学の知識に疎い私は、有名だからとか教科書に載っていたからとかではなく、簡単なあらすじを見て、次に読む小説を決めました。どれも興味深く楽しみましたが、人間のこころの機微を感じたのは「こころ」「虞美人草」「門」などでしょうか?
先入観にとらわれず、自分で読みたい物を探して読む幸せ。そんな大げさなものでもないでしょうが、日々走り回る仕事人間を封印し、人間らしく生きる瞬間でもあります。次の小説が楽しみです。